納骨について①

ラブペ

2011年12月13日 13:26



納骨について色々書きます。

ペットを火葬してお骨になった後どうしたらいいかわからない、そんな声をよく聞きます。

人間の場合は先祖代々、または家族で建てたお墓に大体49日を過ぎたら納骨する、というのが目安になっているのでわかりやすいのですが、動物のお骨についてはみんながお墓を持っているわけでもないし、これといった決まりもないので悩んでしまいますよね。

ここではお骨になった後の色々な方法を、私なりの経験と考えで書いて行きたいと思います。


まずご火葬された後、お骨をご自宅に持ち帰るか、それとも納骨堂などに安置するか、これが最初の選択です。

人の場合も49日まではご自宅のお仏壇などに安置されますので、同じようにご自宅に連れて帰られる方が多いです。

連れて帰られない場合は、ラブペでは納骨室のオリオンという個室の棚を無料で1ヶ月間お貸しいたしますので、そこに安置してご住職のご供養を受けることができます。

個別納骨室オリオン


※ご自宅に連れて帰られた場合でも、1ヶ月以内でしたらご供養を受けるためにお骨を連れてきていただいてもOKです。


さて、それぞれの選択をして1ヶ月後、または49日後、はたまた3ヶ月後、これは心の区切りの問題なので日にちは決まっていませんが、ある程度の日にちが経ったとき、改めてお骨をどうするか考えてみましょう。

ここでまたいくつか方法が出てきます。

まず一つ目、まだお骨を手元に置いておきたい、という気持ちがある場合。
そういうときにはその気持ちのままに、また次の区切り(例えば一年後とか)が来るまで側に置いてあげればいいと思います。
無理に離れる必要はありません。
一年後とか二年後とか、区切りのときに自分の心に聞いてみて、まだしばらく一緒にいたいな、と思えばまた次の区切りまで待てばいいと思います。
そうしたら何年か経ったとき、そろそろ土に返してあげたいな、とか、お寺に預けて供養してもらおうかな、とか、いつか何かしら結論が出る時が来ると思いますので、焦らずゆっくり考えて下さい。

二つ目、人間と同じように、納骨しようかな、という気持ちになった場合。
これについては色々ありますので納骨について②で詳しく書きます。

三つ目、お庭に埋める、散骨をする
これも大きく分ければ納骨のようなものですが、どこかに預けるのではなくご自身で管理するやり方です。

注意点は、お庭に埋める場合、まず今後お引越しなどされないことがほぼ確実でないと、お骨を残したままお引越しされて、その後その場所が掘り起こされてしまったりしたら心残りですよね。
そういう心配がない場合、お庭に埋めてあげるのならばお骨壷からは出してそのまま土に埋めてあげた方がいいと思います。

余談ですが、お骨壷はその地域で定められたゴミとして処分していただいてもいいのですが、お骨壷をゴミに出すのはちょっと…と抵抗がある場合はラブペにお持ちいただければこちらで処分いたします

それから散骨ですが、これにはまずお骨を相当細かく砕かなくてはいけません。
ラブペではお骨を細かくする機械導入しようか検討中です。(結局導入しないかもしれませんが…)

そして散骨する場所ですが、散骨といえば海が一般的なようですね。
海への散骨は特に禁止する法律もなく、大丈夫なようです

中にはその子がよく遊んでいた公園に撒いてあげたい、埋めてあげたい、という方もいると思います。
お骨を公共の場所に勝手に埋めてしまうのはいけないことなので、もしどうしても!!という場合は細かくパウダー状になるまで砕いてほんの一握りくらいでしたら許されるかもしれませんが、基本的には他人の所有地に撒くことはできませんのでご注意ください。


さて、いかがでしょう。
色々な選択肢があるのがわかっていただけたでしょうか

今まで述べたことは必ずしも絶対的な正解ではありません。
私の今までの経験から、私はこう思うので、こうしたらどうでしょう、という提案です。

お骨をご自宅に持って帰るのがどうしてもダメなご家庭もありますし、仏教のお坊さんによっては、お庭に埋めてはいけない!とおっしゃる方もいらっしゃいます。

ご家族の中でも納骨するか、お庭に埋めるかなど意見が割れることもあるかもしれません。

私が一番思うのは、とにかく心に負担を掛けるような無理をしないで欲しいということです。

もう49日だから納骨しなきゃいけない

動物の骨は家の中に入れちゃいけない

骨があるせいで悪いことが起きる

そんなことは全くないのです。

家族みんなで話し合って、みんなが納得する形で次へ進めるように、誰かが無理して泣かなくちゃいけないようなことにはならないように、納骨時期やどのようにするかゆっくり決めて下さい。


では次回は納骨について② 色々な納骨について書きます




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