2012年01月07日
ペットロス【2】心の動き
ペットロス【1】で、ペットロスとは何かということを書きました。
簡単にまとめてしまうと、
ペットを失うこと
それによって起こる様々な心と体の症状
そしてそれは大切なものを失った時の当たり前の反応で、病気ではないですよ
ということです。
そして今日は、ペットを失うことによって起こる代表的な心の動きについて書きたいと思います。
別れの瞬間からそのことを受け入れ立ち直れるまでには、このような段階を経ると言われています。
第一段階 ショック
失ってしまったことを受け入れられない、信じない、涙が出ない、不眠、食欲不振 など
第二段階 怒り
見捨てられ感、後悔、自責、責任転嫁 など
第三段階 抑うつ
感情鈍麻、引きこもり、涙が止まらない、後悔、自責、自殺念慮 など
第四段階 立ち直り
失ってしまったことを少しずつ受け入れ外との関わりを持てるようになる、元の生活を取り戻す
必ず誰もがこの通りになるわけではないですが、多くの方がこのような経過を辿ります。
一つ一つは必ず独立して順番にくるわけではなく、第一段階と第二段階は同時に来ることもありますし、第三段階から第四段階に進んだと思ったらまた第三段階へ逆戻り、なんてことももちろんあります。
例えばこんな風に。
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朝起きてみたら飼っていたペットが動かなくなっていました。
何があったの!?どうしたの!?
触れてみると体は冷たく、もう動く気配はありません。
ウソだ信じない!!死んでいるわけがない 昨日の夜まで元気だったもの!!(否認)
すぐに病院へ連れて行きますが、もうお亡くなりになっていますと言われてしまいます。
でも見た目もきれいだし横たわっている姿はいつも通りかわいく眠っているようです。きっと時間が経てば目を醒ますはず(否認)
家族からは、かわいそうだけど明日火葬してもらってこようと言われます。そんな家族に対して、なんでそんなひどいことを言うんだろうと怒りが湧いてきます。(怒り)
夜ペットを傍らに置き布団に入ります。
なぜ今日はあの子は一緒にお布団に入って来ないの?いつも一緒に寝ていたのに。
なぜ私を置いて自分だけ遠くへ行ってしまったの。(見捨てられ感)(ペットへの怒り)
なぜ私は夜のうちに変化に気づいてあげられなかったのだろう。(自責・後悔)(自分への怒り)
看取ってあげることもできずに一人で逝かせてしまった。(自責・後悔)(自分への怒り)
そんなことを一晩中考え泣きはらし、一睡もできませんでした。(不眠)
翌日無事火葬も終わり、家に帰ります。
家の中にはあの子の思い出がいっぱいです。
このおもちゃ好きだったな、キッチンにいるといつもいつのまにか横にいたっけな、テーブルの隅っこの歯の跡はあの子がちっちゃい頃よく噛んで怒られてたっけ・・・・・・
そんな一つ一つを思い出しては涙が止まりません。
普通に生活している家族を見ていると、もうあの子のことは忘れてしまったの?とイライラします。(怒り)
友達からは早く元気出してね、とメールが来ましたが、返す気持ちになりません。(感情鈍麻・無気力)
彼女のペットは元気だもの、私の気持ちなんかわかりっこない。(孤独感)
こんなに毎日辛いなら、いっそあの子の元へ行ってしまいたい。(自殺念慮)
そんな辛い日々も、時間という薬が癒してくれます。
家族が心配するからご飯を少しずつ食べるようになりました。
気がつけば夜もだんだん眠れるようになっています。
あの子のことを思い出すとまだすぐ涙が出ちゃうけど、それでも前のように一晩中泣きはらすようなことはなくなりました。
前は辛くて写真を見ることができなかったけど、そろそろ携帯に入っている写真の整理でもしてみようかな、って気持ちも出てきました。
外で元気に遊んでいる犬を見ても大丈夫。
あの子はもう戻って来ないって、今はわかってるけど、きっと虹の橋で私を待っていてくれる。
虹の橋で逢えるかな、ちゃんと私を見つけて走ってきてくれるかな、
それまでは淋しいけどがんばって生きていこう。(立ち直り)
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ストーリーにするとこのような感じです。
長くなってしまったので、続きはまた次回にします
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Posted by ラブペ at 15:29│Comments(0)
│ペットロス