2012年01月26日
しし丸くんのアルバム

しし丸くんは今年の1月8日に亡くなりました。
急なことで家族の誰も心の準備ができていませんでした。
昨年ご主人を亡くし、とても辛い時期にしし丸くんに支えられ助けられていたお母さんは、しし丸くんまで先に逝かれてしまい、心が壊れてしまうかと思うほど辛かったそうです。
しし丸くんのご葬儀は亡くなってから一週間後でした。
ラブペの霊安室でお預かりしてご葬儀までの間、お母さんとご家族の皆さんは何度もしし丸くんに会いにいらっしゃいました。
その度に、きれいなお花や好きだった食べ物を持って来て、しし丸くんに話しかけていました。
私たちスタッフにも、しし丸くんがどんな子だったか、亡くなるときはどうだったかなど、色んなお話をして下さいました。
そうしているうちに、最初は火葬してしし丸くんがいなくなってしまうことなど考えられなかった気持ちが、だんだんと早く送ってあげなきゃいけないな、と変化し落ち着いて来たそうです。
ご葬儀の日には、それは立派にしし丸くんを見送られ、お骨も拾っていただきました。
それからお母さんはお参りにいらっしゃると、たくさんお話をして行ってくださいます。
しし丸くんのこと、ご主人のこと、ご趣味のことなど。
そして今日はしし丸くんのアルバムを作って持ってきて下さいました。
これです


一見ただの写真立てに見えますが……

こんなに厚いんです

そして中はアルバムになっています


素敵なアルバムですね

まだまだ写真がいっぱいあるので、あと2冊くらい作らなきゃいけないようです(´ー`)
続きを見せてもらえるのを楽しみにしています。
しし丸くんのお母さんは、「話をすること」で悲嘆のプロセスを上手に一つずつ乗り越えていっているように思います。
更にご自身で「お参りをする」「アルバムを作る」「お参り日記を書く」という「グリーフワーク」を見つけ出し実践されています。
しし丸くんの急死は本当に辛い出来事で、もう二度と立ち直ることができないと思ったかもしれませんが、今はしし丸くんとの思い出を笑顔で語ってくださいます。
無理に悲しみを押し込めず、気持ちを開放することができれば、こうして笑顔で思い出を語れる日が意外と早く訪れるのです。
最近まさにペットを亡くしてしまった方、過去のペットロスを今でも引きずっている方、どうか気持ちを開放し、発散できる方法を見つけて下さい。
それから、ペットを亡くした人が身近にいる方は、お話をいっぱい聞いてあげて下さい。
家族や友人が泣いているのを見るのは辛いかもしれません。
早く元気になって欲しくて、「泣いちゃだめだよ」って言いたくなるかもしれませんが、いっぱい泣かせてあげて下さい。
アドバイスはいりません。聞いてあげるだけでいいんです。
どんな子だった?最期はどうだったの?辛かったね、がんばったね。
そうやって気持ちを労ってあげて下さい。
聞いてくれる人がいるだけで、本当に気持ちが救われ楽になるのです。
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Posted by ラブペ at 18:36│Comments(0)
│ペットロス