2012年01月27日
ペットの写真入りストラップ
今日ご紹介するメモリアルグッズはペットの写真が入ったストラップです
メモリアルグッズとしてはもちろん、元気な子の写真とか、ペットじゃなくても子供とか、ご利益ありそうな置物とかなんでも写真があればあっという間にストラップに(∩´∀`)∩ワァイ
携帯やお財布に付けていっつも持っていたいですね
友達に、ほらうちの子きゃわゆいでしょー( ̄∀ ̄)とすぐ自慢することができますよ
形は丸、楕円、プリクラ型の3種類があります。
どれも1つ1,500円です
通販っぽいこともしますので興味がある方はメールでどうぞ
ちなみに私は大好きな野球チームのロゴマークでストラップ作って持ってますv(´∀`*v)
これ↓押していただけるとありがたいです
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2012年01月26日
しし丸くんのアルバム
しし丸くんは今年の1月8日に亡くなりました。
急なことで家族の誰も心の準備ができていませんでした。
昨年ご主人を亡くし、とても辛い時期にしし丸くんに支えられ助けられていたお母さんは、しし丸くんまで先に逝かれてしまい、心が壊れてしまうかと思うほど辛かったそうです。
しし丸くんのご葬儀は亡くなってから一週間後でした。
ラブペの霊安室でお預かりしてご葬儀までの間、お母さんとご家族の皆さんは何度もしし丸くんに会いにいらっしゃいました。
その度に、きれいなお花や好きだった食べ物を持って来て、しし丸くんに話しかけていました。
私たちスタッフにも、しし丸くんがどんな子だったか、亡くなるときはどうだったかなど、色んなお話をして下さいました。
そうしているうちに、最初は火葬してしし丸くんがいなくなってしまうことなど考えられなかった気持ちが、だんだんと早く送ってあげなきゃいけないな、と変化し落ち着いて来たそうです。
ご葬儀の日には、それは立派にしし丸くんを見送られ、お骨も拾っていただきました。
それからお母さんはお参りにいらっしゃると、たくさんお話をして行ってくださいます。
しし丸くんのこと、ご主人のこと、ご趣味のことなど。
そして今日はしし丸くんのアルバムを作って持ってきて下さいました。
これです
一見ただの写真立てに見えますが……
こんなに厚いんです
そして中はアルバムになっています
素敵なアルバムですね
まだまだ写真がいっぱいあるので、あと2冊くらい作らなきゃいけないようです(´ー`)
続きを見せてもらえるのを楽しみにしています。
しし丸くんのお母さんは、「話をすること」で悲嘆のプロセスを上手に一つずつ乗り越えていっているように思います。
更にご自身で「お参りをする」「アルバムを作る」「お参り日記を書く」という「グリーフワーク」を見つけ出し実践されています。
しし丸くんの急死は本当に辛い出来事で、もう二度と立ち直ることができないと思ったかもしれませんが、今はしし丸くんとの思い出を笑顔で語ってくださいます。
無理に悲しみを押し込めず、気持ちを開放することができれば、こうして笑顔で思い出を語れる日が意外と早く訪れるのです。
最近まさにペットを亡くしてしまった方、過去のペットロスを今でも引きずっている方、どうか気持ちを開放し、発散できる方法を見つけて下さい。
それから、ペットを亡くした人が身近にいる方は、お話をいっぱい聞いてあげて下さい。
家族や友人が泣いているのを見るのは辛いかもしれません。
早く元気になって欲しくて、「泣いちゃだめだよ」って言いたくなるかもしれませんが、いっぱい泣かせてあげて下さい。
アドバイスはいりません。聞いてあげるだけでいいんです。
どんな子だった?最期はどうだったの?辛かったね、がんばったね。
そうやって気持ちを労ってあげて下さい。
聞いてくれる人がいるだけで、本当に気持ちが救われ楽になるのです。
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2012年01月24日
ペットロス雑記:松田直樹選手追悼試合
昨年34歳の若さでお亡くなりになったサッカー選手の松田直樹さんの追悼試合が先日行われ、松田選手と親交のあったたくさんの選手が集まり、4万人を超える観衆がつめかけました。
そして試合後、その試合の発起人である安永選手がマイクを持って挨拶をしていると、終盤、松田選手のことを話し始めた頃にザッ、ザッという雑音が何度もスピーカーから聞こえました。
安永選手は「直樹のいたずらです。こういうやつなんです」と言い会場は盛り上がっていました。
そして実際それは松田選手が安永選手のスピーチに答えているように聞こえました。
スピーカーの雑音を単なる機器の不具合と片付ける人もいるでしょう。
ペットロスについて学んでいた時には、「喪失体験」のショックによって起こる「反応」として、
【実在感】【錯覚・幻覚】【幻聴】【幻臭】という「症状」を習いました。
実際ペット霊園の仕事をしていて、ペットを亡くした飼い主さんからこういうお話を聞くことは多いです。
台所仕事をしていたら、足元をふっと何かが横切るのがわかった。
ベッドで寝ていたらそれまで何も臭わなかったのに急にあの子のにおいがした。
気配を感じてドアの方を見たら白いしっぽが見えた。
これらは本当に「症状」なのでしょうか。
自分の脳が作り出しているだけのものなのでしょうか。
私は、本当にその子がそこにいたんだろうって思います。
亡くなったばかりの少しの間、飼い主さんの側にいて、今までありがとう って伝えているんだと思います。
私の猫が亡くなったとき、私にも見えないかなって家の中で名前呼んだり注意深く家の中を見てみたりしましたが、残念ながら私には感じられませんでしたが(´;ω;`)
敏感でラッキーな一部の人だけが実際に感じることができるのでしょう。
私は鈍感でダメだったけど、でもきっとしばらくの間はうちにいたんだろうなーと思います。
松田選手がメモリアルゲームをちゃんと見ていたように、今でもたまには私のことを覗いてみたり、お盆とか命日とかのイベント的なときには実は側に遊びに来たりしてるのかもしれないなーと思っています。
今は虹の橋にいるであろうななさん
松田選手の追悼試合でゆずが歌った曲「逢いたい」
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そして試合後、その試合の発起人である安永選手がマイクを持って挨拶をしていると、終盤、松田選手のことを話し始めた頃にザッ、ザッという雑音が何度もスピーカーから聞こえました。
安永選手は「直樹のいたずらです。こういうやつなんです」と言い会場は盛り上がっていました。
そして実際それは松田選手が安永選手のスピーチに答えているように聞こえました。
スピーカーの雑音を単なる機器の不具合と片付ける人もいるでしょう。
ペットロスについて学んでいた時には、「喪失体験」のショックによって起こる「反応」として、
【実在感】【錯覚・幻覚】【幻聴】【幻臭】という「症状」を習いました。
実際ペット霊園の仕事をしていて、ペットを亡くした飼い主さんからこういうお話を聞くことは多いです。
台所仕事をしていたら、足元をふっと何かが横切るのがわかった。
ベッドで寝ていたらそれまで何も臭わなかったのに急にあの子のにおいがした。
気配を感じてドアの方を見たら白いしっぽが見えた。
これらは本当に「症状」なのでしょうか。
自分の脳が作り出しているだけのものなのでしょうか。
私は、本当にその子がそこにいたんだろうって思います。
亡くなったばかりの少しの間、飼い主さんの側にいて、今までありがとう って伝えているんだと思います。
私の猫が亡くなったとき、私にも見えないかなって家の中で名前呼んだり注意深く家の中を見てみたりしましたが、残念ながら私には感じられませんでしたが(´;ω;`)
敏感でラッキーな一部の人だけが実際に感じることができるのでしょう。
私は鈍感でダメだったけど、でもきっとしばらくの間はうちにいたんだろうなーと思います。
松田選手がメモリアルゲームをちゃんと見ていたように、今でもたまには私のことを覗いてみたり、お盆とか命日とかのイベント的なときには実は側に遊びに来たりしてるのかもしれないなーと思っています。
今は虹の橋にいるであろうななさん
松田選手の追悼試合でゆずが歌った曲「逢いたい」
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2012年01月23日
ペットロス雑記:ドラマ「南極大陸」
先日ドラマの『南極大陸』の記事を書き、昨日はペットロスのグリーフワークについて書きました。
今日はその合わせ技で、ドラマを観ていて気づいたことを書きます
あ、またドラマの内容のネタバレですのでこれから観る予定のある方はご注意下さい
第7話で心を引き裂かれる思いで南極に犬たちを残して帰国の途に就いたキムタク演じる倉持。
帰国後大学を辞め、犬たちを提供してくれた飼い主さんたちに南極での犬たちの様子を伝える旅に出ます。
まさにこれがグリーフワークです。
生死も知れない、いやほぼ生存は不可能と思われる南極に置き去りにしてしまった犬たちへの思慕と罪悪感で、帰国後すぐには立ち直れない程だったのではないかと想像します。
ドラマの中では北海道への旅に出るのは春~初夏の頃のように見えますが、これが史実通りなら2月に帰国し、行動を起こす気持ちになるまでそれくらいかかったのかもしれません。
飼い主さんたちへお詫びをすると共に、犬たちが立派に南極で活躍したことを伝え、生きた証を残す。
最初は罪悪感からとにかく謝りたいという気持ちだったかもしれませんが、それをすることで次第に死を認め(ドラマの中では生きていることを信じるようになっていましたが実際はどうだったのでしょう)心の区切りを付けるという作業が行われていたのだと思います。
こんなセリフがありました。
北大の教授(リキの飼い主)「倉持君、犬たちのことを飼い主に話しに来たんだそうだ」
教授の娘「なんでそんなことを」
北大の教授「まあ、ケジメかな」
まさにこのことを言っています。
そして倉持本人もこう言います。
「あいつらが南極で生きてたことを、力いっぱい走って耐えて、力いっぱい生き抜いたことを、それをあいつらもきっとみんなに知ってもらいたいんじゃないかと思って、みんな生きてたから」
そしてそれを聞かされる飼い主さんたちは、最初は倉持に怒りをぶつけますが、次第に南極での話に耳を傾け、心を落ち着けていきます。
ドラマではほとんどリキの飼い主さんしか描かれていませんし、実際はドラマのように簡単ではなかったと思いますが、犬を失った飼い主さんにとっても、何もわからないまま犬を南極に捨てられたと思い恨みを募らせるより、立派に生きていたんだと伝えられたことによって大きな心の安らぎとなったことでしょう。
ドラマを観ていて印象に残ったセリフ。
芦田愛菜ちゃん演じる遥香ちゃんのセリフです。
「リキ、南極行って楽しかったかなぁ 楽しかったらいいんだけどなぁ(´;ω;`)」
子供の純粋な気持ちに思わず涙です(ノД`。)
大人は南極の過酷さをわかってますから、楽しいことより辛く厳しい生活を想像してしまいます。
でもそのセリフを聞いて、うんうん、きっとリキいっぱい走ったり働いたりして楽しかったよ。・゚・(*ノД`*)・゚・。
って思いました。
芦田愛菜ちゃん上手すぎです。
それともう一つ、倉持のセリフ。
教授の娘「倉持さんにとって、リキってなんだったんですか」
倉持「仲間です。南極で命を預け合った、かけがえのない仲間です」
この言葉から、倉持のそのかけがえのない仲間を置き去りにしなければならなかった無念さと、その言葉をもらった飼い主さんのほっとした気持ち、両方が伝わってきました。
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2012年01月22日
ペットロス【4】グリーフワーク
グリーフワークは日本語で「悲哀の仕事」「服喪の作業」などと訳されます。
大切な人やペットを失ったとき、悲しみに暮れ、何もする気力がないかもしれません。
また、悲しみを他人に悟られないように、一生懸命仕事に打ち込んでいるかもしれません。
家にいるとあの子の思い出がたくさんありすぎて辛いので、できるだけ遊びに出かけるようにしているかもしれません。
悲しみに打ちひしがれた心を癒すには、辛いでしょうがやらなければいけないことがあります。
それが「グリーフワーク」です。
グリーフワークとは、悲しみから目を逸らさず、その死を受け入れていくことです。
その方法は人によって様々で、これをしなければいけない、というものはありません。
それぞれに合った方法を見つけられるように、色々なやり方を提示してみようと思います。
泣く
色々な方法があると言いましたが、誰にとってもまずは泣くことが大切です。
ペットロス【3】で書いた、立ち直りを妨げるものにも何度も出てきたように、泣いて自分の気持を開放できないと、いつまでも悲しみの火種が心の中に燻ったままになってしまいます。
泣くことを我慢しないで下さい。
お葬式(儀式)をする
儀式の大切さについては、「ご葬儀について」で書きました。
これをすることによって、気持ちに区切りを付けることができやすくなります。
もし亡くしたのが過去の出来事で、お葬式をしないまま苦しんでいるような場合は、堅苦しくなくてもいいので、何かしら自分で決めて儀式をしてみるのもいいかもしれません。
例えば、○月○日○時からと自分で日時を決めて、気持ちを分かち合える人がいる場合は呼んで一緒に、いない場合は一人でもかまいません。
台を作り、写真を飾り、いつもよりたくさんのお花やご飯をお供えして、好きな曲を流し、黙祷するでもよし、手紙を読み上げるのもよし、何かその子のための時間を作ってあげてください。
時間は短くてもいいのです。
どんな儀式をしようかな、と考え計画を立てることもグリーフワークです。
写真の整理をしたり、アルバムを作ったりする
今は携帯で写真を撮ることが多いので、携帯の中に整理されずに残っている写真も多いのではないでしょうか。
写真を現像し、かわいらしくデコレーションしてオリジナルの写真集を作ってみてはいかがでしょう。
一緒に出かけたことを思い出したり、写真に吹き出しを付けたり、泣いたり笑ったりしながら時間を掛けて思い出のアルバムを作ってみてください。
手紙を書く
口に出して言えなかったあの子への想い、たくさんの思い出、今の自分の心境などを手紙に書いてみてください。
できれば習慣づけて、毎日ではなくても3日に一度とか、一週間に一度とか。
特に後悔が残っている方は、その気持を正直に書いてぶつけてみてください。
他人に見せる手紙でもないので、飾らず思いのままに書けばいいのです。
最初はごめんね、辛かったね、苦しかったね、という内容ばかりになってしまうかもしれません。
それが続けているうちに、だんだん楽しかった思い出の方が多く思い出せるようになって来るでしょう。
それはグリーフワークが順調に進んでいる証です。
ブログを公開する
上にある写真や手紙の一歩進んだ形です。
ブログという形で誰の目にも見えるようにあの子の行きた証を残すというのは、とてもやりがいのある仕事です。
ブログに写真を載せたり、思い出を書いたりするうちに、コメントをもらったり、同じ思いをした方と交流できるようになることもあるでしょう。
気持ちを分かち合える人と出会い、話をすることは、立ち直りにとても助けになります。
同じ(近い)気持ちの曲を聴く
世の中には失恋の歌が溢れています。
失恋とペットロスは違うと思われるでしょうが、「大切なものを失う」という「喪失体験」という意味では同じものなので、失恋ソングを聴いていると意外と気持ちに共通点が多かったりします。
好きなアーティストの曲でも、誰かに勧められた曲でも、聴いているうちに気持ちがシンクロするものがあったらずっと聴いてみて、カラオケで実際歌ってみるのもいいでしょう。
さて、いくつか例を書いてきましたが、どれにも共通して言えるのは「気持ちを開放する」ということです。
悲しみを抑えつけ、目を逸らし続けていては先に進めません。
悲しいことを認め、それを受け入れ、少しずつでいいから先に進むための行動を起こしてみましょう。
とは言っても、それがなかなか難しいんですけどね。
三歩進んで二歩下がる、でもいいんです。
今日は写真を整理しようかな、と携帯をさわってみたけど、見てたら辛くて現像に行けなかった。
次の日はそれを引きずって携帯に触れなくても、何日かしたときにもう一度写真整理してみようかな、っていう気持ちになったらそれだけで一歩前進です。
動き出すまでに時間がかかっても、取り掛かってみたらその作業が楽しくなってきたらしめたものです。
そんな風になれるように、自分に合ったやり方を探してみてください。
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2012年01月12日
ペットロス【3】立ち直りを妨げるもの
ペットロス【2】では通常辿るであろう順調な立ち直りまでのプロセスをストーリー仕立てで書いてみました。
でも誰もがそんなに簡単に立ち直れるわけではありません。
今日はペットロス状態からなかなか立ち直れない場合の要因などについて書いていきます。
後悔
ペットを亡くしてしまったとき、ほとんどの人が多かれ少なかれ後悔を抱えてしまうと思います。
もっと元気なうちにいっぱい遊んであげればよかった、
亡くなる数日前にきつく怒ってしまった、
手術をした結果亡くなってしまった場合には、手術なんてしなければよかった、
また手術を見送って結果亡くなってしまった場合には、手術をしていればもうちょっと生きられたのかもしれないのに、
交通事故の場合には、あの日あの時間に通り掛からなければ・・・
等々、ほんの些細なことから、亡くなった直接の原因まで挙げればきりがない程です。
責任感の強い方や、情に厚い方はこの思いに囚われて長引いてしまうことがあります。
泣かない・泣けない
周囲の人から、「泣いてばかりいるとあの子が心配して成仏できないよ」などと声を掛けられることがあります。
また、「いつまでも泣いてるなんて○○らしくないよ」とか、
または、「いつまでもメソメソ泣いてるな!」と怒る人もいるかもしれません。
このように言われてしまうと、その人たちを心配させまいと、泣くのを我慢してしまいます。
感情を涙という形で吐き出すのは次のステップへ進むための大切なプロセスです。
ここでしっかり悲しむことができないと、立ち直りが妨げられ、一見元気になったように見えても、実は悲しみは解消されていないという状態が続いてしまいます。
周りの人に迷惑を掛けたくない、心配させたくないという優しい人ほど我慢し過ぎてしまう傾向があります。
現実から目を逸らす
ペットが亡くなってしまったことが悲しすぎて、早く目の前からなくしてしまおうと考える人がいます。
亡くなった姿が目の前にあることが辛いので、満足にお別れもしないですぐ火葬場に連れて行ってしまいます。
お気持ちはとてもよくわかります。
さっきまでかわいく動いていた子が死んでしまっているなんて信じたくないですから。
これはペットロス②で書いたショック状態の否認という行動です。
しかし目を逸らしてなかったことにしてしまうと、死を受け入れて立ち直っていくステップにうまく進めません。
仕事が忙しい
本当は辛くて仕方ないのに、仕事が忙しくて休みを取ることができず、気持ちを整理する時間も取れない。
また、それとは逆に、悲しみに身を任せるのが辛くて、仕事をしている間は忘れられるという理由から、わざと忙しく働くという人もいます。
どちらの場合も上の「現実から目を逸らす」のと同じで、きちんと悲しみを消化できず、ペットロス状態が長引く原因にもなってしまいます。
家族と意見が違う
家族と暮らしている場合、自分のペースで悲しみを癒していけない場合があります。
そのため、上に書いた「後悔」や「泣けない」というような状態になってしまいます。
例えば、
・お骨を拾ってあげたかったのに家族は合同葬を選んでしまった
・お骨はしばらくそばに置きたかったのに家族は家の中にお骨を入れてはいけないと言う
・家族が心配するので家では無理して元気に振る舞ってしまう
・あの子の残したものを家族にすぐに処分されてしまった
・家にあの子の写真を飾ることを許してくれない
など色々なケースが考えられます。
男性
一般的に男性は人前で涙を見せないことが美徳とされる風潮があります。
最近は昔ほどではないかもしれませんが、それでも素直に悲しみを表せない男性は多いと思います。
そのため、自分自身のみならず、身近な人の立ち直りにまで影響を及ぼしてしまうこともあります。
まず自分自身が「泣けない」こと。
それから、例えば奥さんやお母さんが泣いているのを見ると自分まで辛くなってしまい、その辛さを払拭するために「泣くな!」と言ってしまったり、家でその子の話題を出すことがいけないような空気を作ってしまったりします。
男性であっても辛いのは当たり前なので、自分に泣くことを許してもいいのではないでしょうか。
ペットロスの記事は一つ書くのに時間がかかってしまってなかなかUPができません。
また先になってしまうかもしれませんが、興味があったら読んで下さい
次は「グリーフワーク」について書きたいと思います。
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2012年01月07日
ペットロス【2】心の動き
ペットロス【1】で、ペットロスとは何かということを書きました。
簡単にまとめてしまうと、
ペットを失うこと
それによって起こる様々な心と体の症状
そしてそれは大切なものを失った時の当たり前の反応で、病気ではないですよ
ということです。
そして今日は、ペットを失うことによって起こる代表的な心の動きについて書きたいと思います。
別れの瞬間からそのことを受け入れ立ち直れるまでには、このような段階を経ると言われています。
第一段階 ショック
失ってしまったことを受け入れられない、信じない、涙が出ない、不眠、食欲不振 など
第二段階 怒り
見捨てられ感、後悔、自責、責任転嫁 など
第三段階 抑うつ
感情鈍麻、引きこもり、涙が止まらない、後悔、自責、自殺念慮 など
第四段階 立ち直り
失ってしまったことを少しずつ受け入れ外との関わりを持てるようになる、元の生活を取り戻す
必ず誰もがこの通りになるわけではないですが、多くの方がこのような経過を辿ります。
一つ一つは必ず独立して順番にくるわけではなく、第一段階と第二段階は同時に来ることもありますし、第三段階から第四段階に進んだと思ったらまた第三段階へ逆戻り、なんてことももちろんあります。
例えばこんな風に。
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★
朝起きてみたら飼っていたペットが動かなくなっていました。
何があったの!?どうしたの!?
触れてみると体は冷たく、もう動く気配はありません。
ウソだ信じない!!死んでいるわけがない 昨日の夜まで元気だったもの!!(否認)
すぐに病院へ連れて行きますが、もうお亡くなりになっていますと言われてしまいます。
でも見た目もきれいだし横たわっている姿はいつも通りかわいく眠っているようです。きっと時間が経てば目を醒ますはず(否認)
家族からは、かわいそうだけど明日火葬してもらってこようと言われます。そんな家族に対して、なんでそんなひどいことを言うんだろうと怒りが湧いてきます。(怒り)
夜ペットを傍らに置き布団に入ります。
なぜ今日はあの子は一緒にお布団に入って来ないの?いつも一緒に寝ていたのに。
なぜ私を置いて自分だけ遠くへ行ってしまったの。(見捨てられ感)(ペットへの怒り)
なぜ私は夜のうちに変化に気づいてあげられなかったのだろう。(自責・後悔)(自分への怒り)
看取ってあげることもできずに一人で逝かせてしまった。(自責・後悔)(自分への怒り)
そんなことを一晩中考え泣きはらし、一睡もできませんでした。(不眠)
翌日無事火葬も終わり、家に帰ります。
家の中にはあの子の思い出がいっぱいです。
このおもちゃ好きだったな、キッチンにいるといつもいつのまにか横にいたっけな、テーブルの隅っこの歯の跡はあの子がちっちゃい頃よく噛んで怒られてたっけ・・・・・・
そんな一つ一つを思い出しては涙が止まりません。
普通に生活している家族を見ていると、もうあの子のことは忘れてしまったの?とイライラします。(怒り)
友達からは早く元気出してね、とメールが来ましたが、返す気持ちになりません。(感情鈍麻・無気力)
彼女のペットは元気だもの、私の気持ちなんかわかりっこない。(孤独感)
こんなに毎日辛いなら、いっそあの子の元へ行ってしまいたい。(自殺念慮)
そんな辛い日々も、時間という薬が癒してくれます。
家族が心配するからご飯を少しずつ食べるようになりました。
気がつけば夜もだんだん眠れるようになっています。
あの子のことを思い出すとまだすぐ涙が出ちゃうけど、それでも前のように一晩中泣きはらすようなことはなくなりました。
前は辛くて写真を見ることができなかったけど、そろそろ携帯に入っている写真の整理でもしてみようかな、って気持ちも出てきました。
外で元気に遊んでいる犬を見ても大丈夫。
あの子はもう戻って来ないって、今はわかってるけど、きっと虹の橋で私を待っていてくれる。
虹の橋で逢えるかな、ちゃんと私を見つけて走ってきてくれるかな、
それまでは淋しいけどがんばって生きていこう。(立ち直り)
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★
ストーリーにするとこのような感じです。
長くなってしまったので、続きはまた次回にします
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